トップ
>
巌端
ふりがな文庫
“巌端”の読み方と例文
旧字:
巖端
読み方
割合
いわばな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわばな
(逆引き)
面
(
おもて
)
長く髪の白きが、草色の
針目衣
(
はりめぎぬ
)
に、
朽葉色
(
くちばいろ
)
の
裁着
(
たッつけ
)
穿
(
は
)
いて、
草鞋
(
わらんじ
)
を
爪反
(
つまぞ
)
りや、
巌端
(
いわばな
)
にちょこなんと
平胡坐
(
ひらあぐら
)
かいてぞいたりける。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
のう、
便船
(
びんせん
)
しょう、便船しょう、と船を
渚
(
なぎさ
)
へ引寄せては、
巌端
(
いわばな
)
から、松の下から、
飜然々々
(
ひらりひらり
)
と乗りましたのは、魔がさしたのでござりましたよ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
どうだ伝九、この、お関所あとを見るにつけ、ぼけた金時じゃあるめえし、箱根山を
背後
(
うしろ
)
に
背負
(
しょ
)
って、伊豆の海へ
巌端
(
いわばな
)
から、ひょぐるばかりが能じゃあるめえ。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
巌端(いわばな)の例文をもっと
(3作品)
見る
巌
漢検準1級
部首:⼭
20画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“巌”で始まる語句
巌
巌丈
巌窟
巌角
巌乗
巌石
巌畳
巌頭
巌谷小波
巌穴