“便船”の読み方と例文
読み方割合
びんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここからは、フランス行きの便船(びんせん)がでる。フランスへわたり、汽車(きしゃ)でスペインへいって、そこからアフリカのアルジェリアへいくつもりだ。
のう、便船(びんせん)しょう、便船しょう、と船を渚(なぎさ)へ引寄せては、巌端(いわばな)から、松の下から、飜然々々(ひらりひらり)と乗りましたのは、魔がさしたのでござりましたよ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いや、長崎から越後港(えちごみなと)へ、南蛮呉服(なんばんごふく)をつんできた親船(おやぶね)が、この沖(おき)にとまってるんでさ。どうせ南へ帰る便船(びんせん)だ、えんりょなく乗っていくがいい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)