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便衣
ふりがな文庫
“便衣”の読み方と例文
読み方
割合
べんい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べんい
(逆引き)
その夜、李陵は
小袖短衣
(
しょうしゅうたんい
)
の
便衣
(
べんい
)
を着け、誰もついて来るなと禁じて独り幕営の外に出た。月が山の
峡
(
かい
)
から
覗
(
のぞ
)
いて谷間に
堆
(
うずたか
)
い
屍
(
しかばね
)
を照らした。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
さてこそ、門前には、
便衣
(
べんい
)
に身体を包んだ
憲兵隊
(
けんぺいたい
)
が、それとなく、厳重な警戒をしている有様であった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
張作霖の乗っていた特別軍用列車が奉天城外の
瀋陽
(
しんよう
)
の手前で爆破された事件は昭和三年のことである。張作霖を爆殺した犯人は支那の
便衣
(
べんい
)
隊だと日本軍は発表した。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
便衣(べんい)の例文をもっと
(5作品)
見る
“便衣”の意味
《名詞》
中国で日常用いられた、丈が短く袖が細い服。普段着。平服。
(出典:Wiktionary)
便
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“便”で始まる語句
便
便宜
便所
便利
便船
便箋
便宜上
便々
便乗
便殿
“便衣”のふりがなが多い著者
木村荘十
高見順
中島敦
吉川英治
海野十三