“便乗”のいろいろな読み方と例文
旧字:便乘
読み方割合
びんじょう77.8%
びんじよう11.1%
ぴんじょう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
且つまた、媚態百出、風向きのいい方へ便乗びんじょうしようと、色目の使い通しな不都合な奴もあればあるもので、鐚公びたこうの如きがその一人。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これにはクックしや桑港支社長さうかうししやちやうストークスくんやら、朝日新聞社あさひしんぶんしや桑港特派員さうかうとくはゐん清瀬規矩雄君きよせきくをくんなどが便乗びんじようしてたので、陸上りくじやう模様もやう明日あす見物けんぶつ次第しだいなどをかたつて、大方だいぶにぎやかになつてた。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
当時とうじ外国人にもおのずから種々の説をとなえたるものなきにあらずというその次第しだいは、たとえば幕府にて始めに使節しせつを米国につかわしたるとき、彼の軍艦咸臨丸かんりんまる便乗ぴんじょうしたるが