“郵便船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうびんせん33.3%
いうびんせん33.3%
バケボ・ポスト33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その出帆しゆつぱんした弦月丸げんげつまるは、不思議ふしぎにも、豫言よげんとうりに印度洋インドやうおき沈沒ちんぼつして、わたくし英國エイこく郵便船ゆうびんせんすくはれて、ふたゝび子ープルスのいへかへつたときには、亞尼アンニー姿すがたすでえませんでした。
しきりに潜水器せんすいきしづめてるのがえましたが、其時そのとき丁度ちやうどとうりかゝつた英國エイこく郵便船いうびんせんすくはれて、めぐりめぐつて、ふたゝびネープルスのいへかへつたのは、それから一月ひとつきほどすぎてのことでした。
はるか東のはずれの国にいる悪友共へ、この島の牡蠣かき酢がおつでござるの、海老の刺身で一杯飲めるのと、いわでもよい法螺ほらを絵葉書の裏にぬたくって、郵便船バケボ・ポストに托したのはつい昨日きのうのこと。