“郵便”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうびん54.5%
いうびん45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、ゆきもってみちのついていないときには、郵便ゆうびんやまがれまいとおもって、むらのおけまでていってつこともありました。
夜の進軍らっぱ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、月々きまつてもらふお小つかひをすこしづゝ郵便ゆうびんちよ金にしはじめ、いつも母がくれるお中げんお歳の金も今までのやうに無駄むたには使つかはないことにした。
くてまた週間しうかんぎ、つひにミハイル、アウエリヤヌヰチととも郵便いうびん旅馬車たびばしや打乘うちのり、ちか鐵道てつだうのステーシヨンをして、旅行りよかうにと出掛でかけたのである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「やあ、てゐたのか」とひながら座敷ざしきあがつた。先刻さつき郵便いうびんしてから、神田かんだ散歩さんぽして、電車でんしやりてうちかへまで宗助そうすけあたまには小六ころくひらめかなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)