“渚”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なぎさ93.7%
3.5%
みぎは1.4%
なざさ0.7%
ナギサ0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“渚”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
夏近くなって庭の古木は青葉を一せいにつけ、池を埋めたなぎさの残り石から、いちはつやつつじの花があぶを呼んでいる。
老妓抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
食堂の窓からはなぎさに沿って走っている鉄道の両側にある人家や木立をすかして、漂渺ひょうびょうたる、湖水が見えた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
夏麻なつそ海上潟うなかみがたおきふねはとどめむさふけにけり 〔巻十四・三三四八〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
児等こらしあらば二人ふたりかむをおきくなるたづあかときこゑ 〔巻六・一〇〇〇〕 守部王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
……島に着くと一同の者は、異様に根の尽きた仕事を終へて、黙つて顔を見合せた儘暫くの間はたゞみぎはにぼんやりと突ツ立つてゐた。
西瓜喰ふ人 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
温泉の近くには、彼女の信仰してゐる古い山寺があつて、そこの蓴菜じゆんさいの生える池のみぎは端銭はせんをうかべて、その沈み具合によつて今年の作柄や運勢が占はれると云ふことが、その地方では一般に信じられてゐた。
哀しき父 (新字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
それを下りて、なざさづたい、船をもてあそ小児こどもの前へ。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どこまでもどこまでも、野の果て、山の末、海のナギサまで、日を送つて行く女衆が多かつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だが今、近々と見る其手は、海のナギサの白玉のやうに、からびて寂しく、目にうつる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)