“なぎさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナギサ
語句割合
渚76.3%
汀22.2%
波限0.5%
波際0.5%
瀲0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身に纒(まと)ひ何樣(どのやう)なる出世もなる筈(はず)を娘に別れ孫を失ひ寄邊(よるべ)渚(なぎさ)の捨小舟(すてこぶね)のかゝる島さへ無(なき)身(み)ぞと叫(わつ)と計(ばか)りに泣沈(なきしづ)めり寶澤は默然(もくねん)と此長物語を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかしその目はなおも、和田、兵庫、生田、西ノ宮の長い汀(なぎさ)にわたる明日の攻防修羅の作戦図をじっと思いえがいているふうだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここにすなはちその海邊の波限(なぎさ)に、鵜の羽を葺草(かや)にして、産殿(うぶや)を造りき。ここにその産殿(うぶや)、いまだ葺き合へねば、御腹の急(と)きに忍(あ)へざりければ、産殿に入りましき。
そこでその海邊の波際(なぎさ)に鵜(う)の羽を屋根にして産室を造りましたが、その産室がまだ葺き終らないのに、御子が生まれそうになりましたから、産室におはいりになりました。
こは音を以て言に代へたる全曲の敍(じよ)と看做(みな)さるべきものなり。狂飇(きやうへう)波を鞭(むちう)ちてエネエアスはリユビアの瀲(なぎさ)に漂へり。風波に駭(おどろ)きし叫號の聲は神に謝する祈祷の歌となり、この歌又變じて歡呼となる。