“瀲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さざなみ33.3%
なぎさ33.3%
みぎわ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
箱のようなきわめて小さな舟を岸から四、五間乗り出して、りをれていた三人の人がいつのまにかいなくなっていた。湖水はさざなみも動かない。
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
こは音を以て言に代へたる全曲のじよ看做みなさるべきものなり。狂飇きやうへう波をむちうちてエネエアスはリユビアのなぎさに漂へり。風波におどろきし叫號の聲は神に謝する祈祷の歌となり、この歌又變じて歡呼となる。
我々は北国ほっこくの関門に立っているのである。なぜというに、ここを越せばスカンジナヴィアの南のはてである。そこから偉大な半島がノルウェエゲンのみぎわや岩のある所まで延びている。
冬の王 (新字新仮名) / ハンス・ランド(著)