“波際”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみぎわ50.0%
なぎさ25.0%
なみぎは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その瞬間庸三は何か現世離れのした感じで、海に戯れている彼女の姿が山の精でもあるかのように思えた。庸三はきらきら銀沙ぎんさの水に透けて見える波際なみぎわに立っていた。広い浜に人影も差さなかった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そこでその海邊の波際なぎさの羽を屋根にして産室を造りましたが、その産室がまだ葺き終らないのに、御子が生まれそうになりましたから、産室におはいりになりました。
大津の浜目どほり白き波際なみぎはを階上に見つつビールぽんぽん抜かしむ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)