“波瀾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はらん98.2%
やま1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これがもし達者な作家であったなら、その間に、たとえば五カ年とか、七カ年とかにわたる波瀾はらん万丈の物語を展開したかもしれない。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
こういうことのあったのは永禄元年のことであるが、この夜買った紅巾こうきんたたりで、土屋庄三郎の身の上には幾多の波瀾はらん重畳ちょうじょうした。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
野口君の北海道時代の唯一の波瀾やまであり、且つは予の同君に関する思出の最も重要な部分であるのだが、何分事が余り新らしく、関係者が皆東京小樽札幌の間に現存してゐるので