“悶着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もんちゃく93.5%
もんちやく4.3%
もめ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その鶴子が時も時、結婚問題で悶着もんちゃくの起っている今、かくも無惨な変死をとげたのだ。大宅が青くなったのは、別に不思議でない。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
丁ど其の時、職員室の窓から、長い首を突出して、學生と一平との悶着もんちやくを眺めてゐた、若い職員の一人は、ふと顏をすツこめ
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「いさかいは、そこから始まったのでございます。手前どもの団欒まどいに、そこのお二人が割り込んで見えなければ、悶着もめは起らなかったはずです。どうか正しいお裁きが願いたいもので……。」
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)