悶着もんちやく)” の例文
丁ど其の時、職員室の窓から、長い首を突出して、學生と一平との悶着もんちやくを眺めてゐた、若い職員の一人は、ふと顏をすツこめ
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それも少々のことは黙過したが、今度のことは我慢がならずにひと悶着もんちやく起したのらしいが、かしこい継母は巧みに言ひぬけたに違ひないのであつた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)