“はらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
波瀾79.4%
葉蘭17.6%
一葉1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういうことのあったのは永禄元年のことであるが、この夜買った紅巾こうきんたたりで、土屋庄三郎の身の上には幾多の波瀾はらん重畳ちょうじょうした。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし、直ぐ金剛石のことを思い出すと裏へ廻って行って、夕闇ゆうやみの迫った葉蘭はらんの傍へうずくまって、昼間描いておいた小さい円の上を指でっとおさえてみた。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
葉は一葉はらんをいたく小さくしたるが如く、一つの茎に花の六つ七つ五つ咲くさまは玉簪花ぎぼしの如し。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
やっとはらんばいになった源三郎、のびた月代さかやきを枕に押し当てたまま
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)