“風波”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうは83.3%
しけ8.3%
なみかぜ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
決して風波ふうはを起させないと云うのは、畢竟ひっきょう養父母と養子との間柄あいだがらの悪いのは養子の方の不行届ふゆきとどきだと説を極めてたのでしょう。所が私は正反対で
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わたしはいちはやく、おだやかな印度洋の春の風波しけを、鏡面いつぱいに喚びおこすことに成功した。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
温い家庭の内に育つて、それほど生活の方の苦痛くるしみも知らずにむ人もあれば、又、貴方のやうに、若い時から艱難かんなんして、其風波なみかぜまれて居るなかで、自然と性質をきたへる人もある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)