“不行届”のいろいろな読み方と例文
旧字:不行屆
読み方割合
ふゆきとどき87.5%
ふゆきとゞき6.3%
ほよきとゞき6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私も寄宿生の乱暴を聞いてはなはだ教頭として不行届ふゆきとどきであり、かつ平常の徳化が少年に及ばなかったのを深くずるのであります。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
文「先生、文治郎が能く事柄もわきまえませずにかゝるお席へ参り、不行届ふゆきとゞきの儀を申上げて、却ってお腹立の増すことに相成あいなり重々恐入ってござる、此のお詫言わびごとには重ねて参りますから左様御承知下され」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の間も吉村さまの仁介ねすけもおうらやましがっていましたが、わたくしのような不行届ほよきとゞきの者をえ懸けて下さり何ともはや恐入りやす
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)