“行方不知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆくへしれず85.7%
ゆくえしれず14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その間、耳と口が一緒に働いて、名主の娘お吉が行方不知ゆくへしれずになつた事件が、父親忠兵衞と、母親お縫の口から、細かに説明されて行くのです。
竹町へ着いたのはもう夕刻ゆふこく肝心かんじんの作松が大きな疑ひを背負つたまゝ行方不知ゆくへしれずになつて、佐吉がカンカンに怒つてゐる最中へ、錢形平次と八五郎をつれて、ノツソリと歸つて來たのです。
「それなら、願ったり叶ったりで——実はね親分、肝心の娘が行方不知ゆくえしれずになってしまったんです」
「お萩が行方不知ゆくえしれずになった晩、お前は確かに店にいたことだろうな」