“詫言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わびごと89.1%
わびこと9.1%
かねごと1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいの出た跡で、更に酒を呼んだ宗右衛門は、気味の悪い笑顔えがおをして五百を迎える。五百はしずか詫言わびごとを言う。主人はなかなかかない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
壽阿彌は其年の冬のうちに弔書を寄すべきであるのに、翌文政十一年の春まで不音ぶいんに打ち過ぎた。その詫言わびことを言つたのである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
……それからまた二年おいた一昨年おととしの秋、ひょッくりやって参りまして、そン節の詫言かねごとをさまざまにいたし、お種さんの婿殿むこどん唐木からき商売あきないをしておるというのであッたら