“艱難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんなん98.0%
なやみ1.3%
カンナン0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やっぱり橋や建物の上に移り変りがあったと同じ様に、かの女の上にも艱難かんなんがあり、全盛があり、恋があり、生活があったのだった。
日本橋附近 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
◯さてこの章の研究に当り注意すべきは、五章十五節の「彼は六つの艱難なやみの中にて救い給う、七の中にても災禍わざわいなんじに臨まじ」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
我ハ小勢ニシテ大敗スルモ、貞盛ナホ天助アリ、山ヲ家トシ、タキギニ枕シ、艱難カンナン漸ク都ニ帰リ着クコトヲ得タリ……。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)