“大艱難”の読み方と例文
読み方割合
だいかんなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、いや、この病身では、ついに国家の大危局を救う力など到底わしにはない。どうかご辺がこれを譲りうけて、この大艱難だいかんなんに当ってくれい」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
交易の道は小さな損害のないとは言えないが、しかしその小さな損害を恐れてそれを妨げるなら、必ず大艱難だいかんなんを引き出すようになる。ヨーロッパ人はもう長いことそれを経験して来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)