“波斯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ペルシャ46.3%
ペルシヤ25.9%
ペルシア16.7%
ぺるしゃ5.6%
ぺるしや3.7%
ジプシイ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五人のうちで一番若い——十七位の波斯ペルシャ乙女はわけても悲しそうな様子をして眼を泣き脹らしておりましたので妾の注意をひきました。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それにしても、この客間サロンの美しさは何うでしょう、飾電灯シャンデリアや英国製の絨毯や、波斯ペルシヤの壁掛けの華やかさに驚いたわけではありません。
和漢古今の画と文学とを通じて、ないしは繊細の美を誇りとする印度インド波斯ペルシアの芸術の中を求めても、恐らくはこの如き光景はなかった。
大キュロスとカッサンダネとの息子むすこ波斯ぺるしゃ王カンビュセスが埃及えじぷと侵入しんにゅうした時のこと、その麾下きかの部将にパリスカスなる者があった。
木乃伊 (新字新仮名) / 中島敦(著)
斯樣かやうにして印度いんど亞刺比亞あらびや波斯ぺるしやから、ひがし日本にほんまで、西にし歐羅巴ようろつぱまでの化物ばけもの總括そうくわつしてると、化物ばけもの策源地さくげんち亞細亞あじあ南方なんぱうであることがわかるのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
その国の野蛮に派手な服装をした印度インド人の一ぐんと、青い服を着けた波斯ジプシイの男の踊子とだけは特に雇はれて居るらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)