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『木乃伊』
ふりがな文庫
『
木乃伊
(
みいら
)
』
大キュロスとカッサンダネとの息子、波斯王カンビュセスが埃及に侵入した時のこと、その麾下の部将にパリスカスなる者があった。父祖は、ずっと東方のバクトリヤ辺から来たものらしく、いつまでたっても都の風になじまぬすこぶる陰鬱な田舎者である。どこか夢 …
著者
中島敦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「光と風と夢」筑摩書房、1942(昭和17)年7月15日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眼
(
ウチャト
)
怯
(
おそ
)
崩
(
ほう
)
一
(
いち
)
外
(
そ
)
希臘
(
ぎりしゃ
)
波斯
(
ぺるしゃ
)
伴
(
ともな
)
凍
(
こお
)
埃及
(
えじぷと
)
夕暮
(
ゆうぐれ
)
巧
(
たく
)
己
(
おのれ
)
後
(
うしろ
)
達
(
たち
)
一致
(
いっち
)
凝視
(
ぎょうし
)
分
(
わか
)
匂
(
におい
)
古
(
いにしえ
)
喚起
(
かんき
)
大通
(
おおどおり
)
市
(
まち
)
引掛
(
ひっかか
)
彼
(
かれ
)
微風
(
びふう
)
慊焉
(
あき
)
懐
(
なつ
)
捕虜
(
ほりょ
)
更
(
さら
)
検
(
あらた
)
疑
(
うたがい
)
発
(
あば
)
皆
(
みな
)
眩
(
くら
)
硬
(
かた
)
翳
(
かげ
)
落著
(
おちつき
)
解
(
わか
)
触
(
ふ
)
誰
(
だれ
)
豺
(
やまいぬ
)
陽
(
び
)
風
(
ふう
)
一閃
(
いっせん
)
云
(
い
)
仄
(
ほの
)
介抱
(
かいほう
)
仔細
(
しさい
)
以前
(
もと
)
体臭
(
たいしゅう
)
侵入
(
しんにゅう
)
俺
(
おれ
)
倒
(
たお
)
倒錯
(
とうさく
)
傭兵
(
ようへい
)
凝乎
(
じっ
)
判
(
わか
)
劈
(
つんざ
)
古墳
(
こふん
)
同僚
(
どうりょう
)
咽喉
(
のど
)
嗤
(
わら
)
嘲笑
(
ちょうしょう
)
埃
(
ほこり
)
埋没
(
まいぼつ
)
壁画
(
へきが
)
外
(
ほか
)
夢
(
ゆめ
)
奇怪
(
きかい
)
奥
(
おく
)
妙
(
みょう
)
寂
(
さび
)
寐
(
ね
)
射
(
さ
)
尋
(
たず
)
屍
(
しかばね
)
巨
(
おお
)
干涸
(
ひか
)
平凡
(
へいぼん
)
幾
(
いく
)
床
(
とこ
)
廟所
(
びょうしょ
)
廻
(
まわ
)
彫
(
ほ
)
彫像
(
ちょうぞう
)
徴候
(
ちょうこう
)
忘却
(
ぼうきゃく
)
忽然
(
こつぜん
)
恐
(
おそ
)
息子
(
むすこ
)
惹
(
ひ
)
感触
(
かんしょく
)
慄然
(
りつぜん
)
憂鬱
(
ゆううつ
)
憶出
(
おもいだ
)
戻
(
もど
)
抜出
(
ぬけだ
)
抱
(
いだ
)
抱起
(
だきおこ
)