木乃伊みいら
大キュロスとカッサンダネとの息子、波斯王カンビュセスが埃及に侵入した時のこと、その麾下の部将にパリスカスなる者があった。父祖は、ずっと東方のバクトリヤ辺から来たものらしく、いつまでたっても都の風になじまぬすこぶる陰鬱な田舎者である。どこか夢 …
作品に特徴的な語句
ウチャト おそ ほう いち 希臘ぎりしゃ 波斯ぺるしゃ ともな こお 埃及えじぷと 夕暮ゆうぐれ たく おのれ うしろ たち 一致いっち 凝視ぎょうし わか におい いにしえ 喚起かんき 大通おおどおり まち 引掛ひっかか かれ 微風びふう 慊焉あき なつ 捕虜ほりょ さら あらた うたがい あば みな くら かた かげ 落著おちつき わか だれ やまいぬ ふう 一閃いっせん ほの 介抱かいほう 仔細しさい 以前もと 体臭たいしゅう 侵入しんにゅう おれ たお 倒錯とうさく 傭兵ようへい 凝乎じっ わか つんざ 古墳こふん 同僚どうりょう 咽喉のど わら 嘲笑ちょうしょう ほこり 埋没まいぼつ 壁画へきが ほか ゆめ 奇怪きかい おく みょう さび たず しかばね おお 干涸ひか 平凡へいぼん いく とこ 廟所びょうしょ まわ 彫像ちょうぞう 徴候ちょうこう 忘却ぼうきゃく 忽然こつぜん おそ 息子むすこ 感触かんしょく 慄然りつぜん 憂鬱ゆううつ 憶出おもいだ もど 抜出ぬけだ いだ 抱起だきおこ