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埋没
ふりがな文庫
“埋没”のいろいろな読み方と例文
旧字:
埋沒
読み方
割合
まいぼつ
92.9%
うづも
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まいぼつ
(逆引き)
是には幸いにしてまだ有形無形の史料が、必ずしも
埋没
(
まいぼつ
)
しきってはいない。ただ統一時代における我々の関心が、法外に乏しかったのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
幸福な融和よりも、
窒息
(
ちっそく
)
しそうな
埋没
(
まいぼつ
)
しか、私にはあたえられない。歓びとともにその幻影に自分の核までを解消してしまう力が、私には欠けているのだ。
軍国歌謡集
(新字新仮名)
/
山川方夫
(著)
埋没(まいぼつ)の例文をもっと
(13作品)
見る
うづも
(逆引き)
学校から帰へつて、蓮華寺の二階へ上つた時も、風呂敷包をそこへ
投出
(
はふりだ
)
す、羽織袴を脱捨てる、直に丑松は畳の上に倒れて、
放肆
(
ほしいまゝ
)
な絶望に
埋没
(
うづも
)
れるの外は無かつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
毎年
(
まいとし
)
降る大雪が
到頭
(
たうとう
)
やつて来た。町々の人家も往来もすべて白く
埋没
(
うづも
)
れて了つた。昨夜一晩のうちに四尺
余
(
あまり
)
も降積るといふ勢で、急に飯山は北国の冬らしい
光景
(
ありさま
)
と変つたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
埋没(うづも)の例文をもっと
(1作品)
見る
“埋没”の意味
《名詞》
埋 没(まいぼつ)
埋もれて見えなくなること。
(出典:Wiktionary)
埋
常用漢字
中学
部首:⼟
10画
没
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“埋没”の類義語
専念
傾注
専心
集中
“埋”で始まる語句
埋
埋伏
埋火
埋木
埋葬
埋合
埋立
埋沒
埋地
埋兵
“埋没”のふりがなが多い著者
木下尚江
柳田国男
中島敦
新渡戸稲造
山川方夫
林不忘
島崎藤村
海野十三
国枝史郎
坂口安吾