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うづも
ふりがな文庫
“うづも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
埋
93.3%
埋没
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埋
(逆引き)
昼寐
(
ひるね
)
の
夜具
(
やぐ
)
を
敷
(
し
)
きながら
墓地
(
ぼち
)
の
方
(
はう
)
を
見下
(
みおろ
)
すと、いつも
落葉
(
おちば
)
に
埋
(
うづも
)
れたまゝ
打棄
(
うちす
)
てゝある
古
(
ふる
)
びた
墓
(
はか
)
も
今日
(
けふ
)
は
奇麗
(
きれい
)
に
掃除
(
さうぢ
)
されて、
花
(
はな
)
や
線香
(
せんかう
)
が
供
(
そな
)
へられてゐる。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
外
(
そと
)
百番の
謡
(
うたひ
)
に見えし松山
鏡
(
かゞみ
)
といふも此地也。そのうたひにある鏡が池の
古跡
(
こせき
)
もこゝにあり、今は池にもあらぬやうに
埋
(
うづも
)
れたれど、その
跡
(
あと
)
とてのこれり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
うづも(埋)の例文をもっと
(14作品)
見る
埋没
(逆引き)
学校から帰へつて、蓮華寺の二階へ上つた時も、風呂敷包をそこへ
投出
(
はふりだ
)
す、羽織袴を脱捨てる、直に丑松は畳の上に倒れて、
放肆
(
ほしいまゝ
)
な絶望に
埋没
(
うづも
)
れるの外は無かつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
毎年
(
まいとし
)
降る大雪が
到頭
(
たうとう
)
やつて来た。町々の人家も往来もすべて白く
埋没
(
うづも
)
れて了つた。昨夜一晩のうちに四尺
余
(
あまり
)
も降積るといふ勢で、急に飯山は北国の冬らしい
光景
(
ありさま
)
と変つたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
高社、風原、中の沢、其他越後境へ連る多くの山々は言ふも更なり、対岸にある村落と
杜
(
もり
)
の
梢
(
こずゑ
)
とすら雪に
埋没
(
うづも
)
れて、
幽
(
かすか
)
に鶏の鳴きかはす声が聞える。千曲川は寂しく其間を流れるのであつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
うづも(埋没)の例文をもっと
(1作品)
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うづめ