“昼寐”の読み方と例文
読み方割合
ひるね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでは今日限り昼寐ひるねをやめて、活動の割前が払へるかと云ふと、それは困難である。自分は今活動の中心に立つてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
昼寐ひるねの夜具を敷きながら墓地の方を見下すと、いつも落葉に埋れたまま打棄ててある古びた墓も今日は奇麗に掃除されて、花や線香が供えられている。
吾妻橋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
家には妻いぎたなく昼寐ひるねの夢まだ覚めやらず、ふところにも背にも幼稚おさなき子ら二人ばかりも横竪に並臥なみふしたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)