“昼”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
ひる94.4%
ここのつ0.8%
ちう0.8%
ちゅう0.8%
0.8%
ぴるま0.8%
0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどひるごろでありました。おとうとが、そとから、だれかともだちに、「うみぼたる」だといって、一ぴきおおきなほたるをもらってきました。
海ぼたる (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのあくる日、ここのつを少し廻った頃、平次の家へ
種種しゆじゆいろ大理石を自由に使役して、この高雅と壮大と優麗との調和を成就したれの才の絶大さよ。此処ここには彼れの雄偉ゆうゐなる未成品「ちう」「」「てう」「せき」の四像もあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
蓮月尼の——鶯は都にいでて留守のまを梅ひとりこそ咲き匂ひけれ——も春ちゅうの寂光をあざらかによくも詠んだものである。が、王朝の女性とくらべて大きな年代のへだたりが明らかに感じられる。
梅ちらほら (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其で、この山陰の一つ家に居ても、いき一つもらすのではなかった。の内此処へ送りこまれた時、一人のうばのついて来たことは、知って居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
『どうも驚ろきましたね、この人の出さかる海岸開きの真ッぴるまだっていうのに、人殺しとはねえ——』
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
の内此処ココへ送りこまれた時、一人のウバのついて来たことは、知つて居た。だが、あまり長く音も立たなかつたので、人の居ることは忘れて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私はその時朝御飯も御飯も一つ事で、共にぜんにつきますとまたまた非常な忠告を受けましたけれども、私は一旦決心した事でもありもはや馬車も来て居りますので
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)