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埋没
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うづも
ふりがな文庫
“
埋没
(
うづも
)” の例文
旧字:
埋沒
学校から帰へつて、蓮華寺の二階へ上つた時も、風呂敷包をそこへ
投出
(
はふりだ
)
す、羽織袴を脱捨てる、直に丑松は畳の上に倒れて、
放肆
(
ほしいまゝ
)
な絶望に
埋没
(
うづも
)
れるの外は無かつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
毎年
(
まいとし
)
降る大雪が
到頭
(
たうとう
)
やつて来た。町々の人家も往来もすべて白く
埋没
(
うづも
)
れて了つた。昨夜一晩のうちに四尺
余
(
あまり
)
も降積るといふ勢で、急に飯山は北国の冬らしい
光景
(
ありさま
)
と変つたのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
高社、風原、中の沢、其他越後境へ連る多くの山々は言ふも更なり、対岸にある村落と
杜
(
もり
)
の
梢
(
こずゑ
)
とすら雪に
埋没
(
うづも
)
れて、
幽
(
かすか
)
に鶏の鳴きかはす声が聞える。千曲川は寂しく其間を流れるのであつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“埋没”の意味
《名詞》
埋 没(まいぼつ)
埋もれて見えなくなること。
(出典:Wiktionary)
埋
常用漢字
中学
部首:⼟
10画
没
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“埋”で始まる語句
埋
埋伏
埋火
埋木
埋葬
埋合
埋立
埋沒
埋地
埋兵