“線香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんかう53.8%
せんこう34.6%
せんこ11.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しな塔婆たふばまへにそれから其處そこら一ぱい卵塔らんたふまへ線香せんかうすこしづゝ手向たむけて、けてほつかりとあかつた提灯ちやうちんげてもどつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
鐘供養かねくようというのは、どんなことをするのかとおもっていたら、ごんごろがねまえ線香せんこうてて庵主あんじゅさんがおきょうをあげることであった。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
三人寄ってお線香せんこ上げて、「この観音様の手引てびきやったら、あて死んだかて幸福や」と、私がそないいいましたら
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)