“庵主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんじゅ44.4%
あんしゆ33.3%
あんしゅ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庵主あんじゅさんは、よそゆきの茶色ちゃいろのけさをて、かねのまえにつと、にもっているちいさいかねをちーんとたたいて、おきょうみはじめた。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
きけば上新田村無量庵の庵主あんしゆとか申事もつとも水呑村より三里にちか隣村りんそんなれども此九郎兵衞もとより歸依きえなければ御ばうかほ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこで先代の河内守正元まさもとが、菩提所の地続きに清法院を建て、松室氏は鶴心尼かくしんにとなのってその庵主あんしゅとなった。さえはその鶴心尼をたよって清法院に入ったのである。
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)