“線香煙花”の読み方と例文
読み方割合
せんこうはなび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると床の上に釣るした電気灯がぐらぐらと動いた。硝子ガラスの中に彎曲わんきょくした一本の光が、線香煙花せんこうはなびのようにきらめいた。余は生れてからこの時ほど強くまた恐ろしく光力を感じた事がなかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)