“花香”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かこう50.0%
くわかう33.3%
はなか16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“花香”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 植物学 > 植物学8.3%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓6.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それで美麗びれい花色かしょくが虫を呼ぶ看板かんばんとなっており、その花香かこうもまた虫をさそう一つの手引てびきをつとめている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
こうとして一人みずからたたずむ時に花香かこう風に和し月光げっこう水に浮ぶ
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
もし花卉くわきを愛する人のたま/\わが廃宅に訪来とひきたることあらんか、蝶影てふえい片々たる閑庭異様なる花香くわかうの脉々として漂へるを知るべし。
来青花 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
こゝろみに菩提樹の花を見てよく北欧の牧野田家ぼくやでんかの光景を想像し、橄欖樹の花に南欧海岸の風光を思ひ、リラの花香くわかう巴里パリー庭園の美を眼前に彷彿たらしむることを得べしとせんか。
来青花 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
根岸へ着いたのは八時頃だったと覚えています。所が何うしても此処と思う家が見当りませんので、今度は一軒一軒裏口へまわって、お由さんの声を目当に探し廻りましたが、矢っ張り知れません。その中に十一時半になってしまいましたので、何んだか急に馬鹿馬鹿しくもなって、其の足でぶらぶら歩いて引っ返し、千住せんじゅ万字楼まんじろうという家へあがって花香はなかという女を買って遊びました。
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)