“飯台”の読み方と例文
旧字:飯臺
読み方割合
はんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けやきのまあたらしい飯台はんだいをとりまいて徳利をはや三十本。小鉢やら丼やら、ところもにおきならべ、無闇に景気をつけている。
今し方工場から帰つたばかりの嘉吉は、いつもの癖で仕事着のまゝまる飯台はんだいの一方に場広くあぐらにわつて、もうがつ/\やらかしてゐた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
げんに五間くらいの土間に、飯台はんだいが二た側、おのおの左右に作り付けの腰掛が据えられ、がまで編んだ円座えんざが二尺ほどの間隔をとって置いてある。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)