“飯櫃”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めしびつ71.6%
おはち14.8%
おひつ8.0%
はち3.4%
いいびつ1.1%
ひつ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“飯櫃”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究18.2%
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ3.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼は台所から飯櫃めしびつを持出して来て、茶漬を食べながら老女中の島の急死のことを話すのにも一向調子を変えませんでした。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私たちは家内が持ち出して来た飯櫃めしびつの飯を暗い中で手探りに喫って、その後で蒲団を取って来て一家四人が枕を並べて寝た。
死体の匂い (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「それはね、家で売った飯櫃おはちが、廻り廻って、何処どこで売ってるかわからないので、気にしてらっしゃるのですよ。」
愛嬌あいきょう好く笑いながら派出婦はぜんを引いたあと、すぐ飯櫃おはちを取りに来てまた姑く話をして勝手へと立去った。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ところが、朝食の膳に向って、一人でちびちび、苦い味を我慢して飲み初めると、母は飯櫃おひつの横に控えて、じっと僕の方を見守ってきた。
不肖の兄 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
△洋服をぬぎ、洋服かけがちゃつく。同時に膳部ぜんぶの仕度の音、薬鑵やかん飯櫃おひつの音。
新学期行進曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これはむやみと景気がよくて大衆的大人気で、いたるところ向う鉢巻三味線入りで、車座になって、お飯櫃はちのふたをかぶせた三本足の竹の棒に神の来向を信じ、そら、足をあげた、ハイとおっしゃったとはしゃいだ。
次が臺所だいどころで、水瓶みづがめでも手桶てをけでも金盥かなだらいでも何でも好く使込むであツて、板の間にしろかまどにしろかまにしろお飯櫃はちにしろ、都てふきつやが出てテラ/\光ツてゐた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
そういって、おどかすと、やっと次の日は、飯櫃いいびつを前において、岩公は河原に坐っていた。
下頭橋由来 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飯櫃いいびつ
下頭橋由来 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『分りました。——そうです、わたくしなどは、どうせお飯櫃ひつぐらいにしか、貴方には考えられていないのですから』
夕顔の門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)