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『下頭橋由来』
ふりがな文庫
『
下頭橋由来
(
げとうばしゆらい
)
』
十八になるお次が、ひとつの嫁入りの資格にと、巣鴨村まで千蔭流の稽古に通い始めてから、もう二年にもなる。 その間ずうっと、彼女は家を出るたび帯の間へ、穴のあいた寛永通宝を一枚ずつ、入れて行くのを忘れた日はなかった。 「あんな、張合いのある乞食 …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「オール読物 五月号」1933(昭和8)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
武士
(
さんぴん
)
飯櫃
(
いいびつ
)
貫
(
とお
)
騙
(
たば
)
其方
(
そのほう
)
潜
(
もぐ
)
罪
(
ざい
)
忝
(
かたじけな
)
弾
(
はず
)
奪
(
た
)
彼奴
(
きゃつ
)
根
(
こん
)
明日
(
あした
)
脱
(
と
)
若干
(
なにがし
)
避
(
さ
)
縫
(
ぬ
)
釵
(
かんざし
)
脅
(
おど
)
罵
(
ののし
)
鐚銭
(
びたせん
)
罪業
(
ざいごう
)
陽炎
(
かげろう
)
縮緬
(
ちりめん
)
靨
(
えくぼ
)
獺
(
かわうそ
)
糠
(
ぬか
)
糟
(
かす
)
箒目
(
ほうきめ
)
頑
(
がん
)
稽古
(
けいこ
)
稼
(
かせ
)
頷
(
うなず
)
祖母
(
ばあ
)
迅
(
はや
)
透
(
す
)
辷
(
すべ
)
輿入
(
こしい
)
輿
(
こし
)
跫音
(
あしおと
)
贅沢
(
ぜいたく
)
費
(
つか
)
退
(
の
)
諦
(
あきら
)
草鞋
(
わらじ
)
認可
(
ゆるし
)
殊
(
こと
)
覗
(
のぞ
)
袂
(
たもと
)
遥
(
はる
)
藁
(
わら
)
蓋
(
ふた
)
菰
(
こも
)
堪忍
(
かんにん
)
弟妹
(
きょうだい
)
引
(
ひ
)
川越
(
かわごえ
)
島台
(
しまだい
)
岩公
(
いわこう
)
密々
(
ひそひそ
)
嫁
(
とつ
)
媒人
(
なこうど
)
大家
(
たいけ
)
夜半
(
よなか
)
彩
(
いろど
)
埃
(
ほこり
)
囁
(
ささや
)
嚔
(
くさめ
)
啜
(
すす
)
咎
(
とが
)
呟
(
つぶや
)
吃驚
(
びっくり
)
午
(
ひる
)
処女
(
おとめ
)
他
(
ほか
)
敵
(
かたき
)
為
(
な
)
消業
(
しょうごう
)
串
(
くし
)
武士
(
さむらい
)
欣
(
よろこ
)
次
(
つぎ
)
樽屋
(
たるや
)
柳樽
(
やなぎだる
)
更
(
ふ
)
晦
(
くら
)
物
(
もの
)
搏
(
う
)
提灯
(
ちょうちん
)
挿
(
さ
)
抜刀
(
ぬきみ
)
戦
(
おのの
)
憐
(
あわ
)
悄々
(
しおしお
)
忙
(
せわ
)
徹
(
とお
)