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鐚銭
ふりがな文庫
“鐚銭”の読み方と例文
旧字:
鐚錢
読み方
割合
びたせん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びたせん
(逆引き)
母屋
(
おもや
)
は、幾度も幾度も、床下も、天井裏も、下水の中も、ゴミ箱も見ました。が、五千両は愚か、
鐚銭
(
びたせん
)
一枚その辺りには見付かりません。
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
女史は毎週、土曜日の
午後
(
ひるすぎ
)
、
定
(
きま
)
つたやうに鎌倉の別荘へ出掛けるが、そんな折にも
鐚銭
(
びたせん
)
一つ持合さないのが何よりの自慢らしい。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
いつか、月ノ宮の
鳥居
(
とりい
)
の下で見たこともあるが、
蛾次郎
(
がじろう
)
は、ただの
物貰
(
ものもら
)
いとしか思わないので、いまの餅屋のおつりのうちから
鐚銭
(
びたせん
)
を一枚なげて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鐚銭(びたせん)の例文をもっと
(19作品)
見る
“鐚銭”の意味
《名詞》
金属の質が悪く価値が低い粗悪な銭。鐚。
(出典:Wiktionary)
“鐚銭”の解説
鐚銭(びたせん、びたぜに)とは、日本の室町時代中期から江戸時代初期にかけて私鋳された、永楽銭を除く粗悪な銭貨。表面が磨滅した粗悪な銭を指す言葉でもある。悪銭(あくせん)とも。ほんのわずかのお金を意味する「びた一文」の「びた」はこれに由来する。
(出典:Wikipedia)
鐚
漢検1級
部首:⾦
20画
銭
常用漢字
小6
部首:⾦
14画
“鐚”で始まる語句
鐚
鐚一文
鐚錢
鐚助
鐚儀
鐚公
鐚文
鐚一銭
検索の候補
鐚一銭
“鐚銭”のふりがなが多い著者
野村あらえびす
金史良
薄田泣菫
吉川英治
中里介山
野村胡堂
横光利一
久生十蘭