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釵
ふりがな文庫
“釵”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かんざし
93.6%
かざし
6.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんざし
(逆引き)
「あっ——」というと、夜目にもきわだつ
凄艶
(
せいえん
)
な顔がむきだされて、頭巾に飛ばされた
珊瑚
(
さんご
)
の
釵
(
かんざし
)
、お綱に、もうこれまでと思わせた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
興哥はそこへ歩いて往った。黄金の
釵
(
かんざし
)
が落ちていた。
蹲
(
しゃが
)
んで拾って空の明るみに透して見ると、鳳凰の形にこしらえた物であった。
金鳳釵記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
釵(かんざし)の例文をもっと
(44作品)
見る
かざし
(逆引き)
番の者へは、
持仏
(
じぶつ
)
やら
釵
(
かざし
)
を与えて、やっと得心させて来たのです。あの小宰相だけは、日頃からさも誇らしゅう、この廉子や権大ノ局の小屋の前を
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なまめかしい
廂髪
(
ひさしがみ
)
に美人草の
釵
(
かざし
)
をさした千代子の姿がプラットホームに現われた。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
釵(かざし)の例文をもっと
(3作品)
見る
“釵”の意味
《名詞》
(サイ)琉球古武術で使われる十手に似た武器の一つ。
(出典:Wiktionary)
“釵”の解説
釵(さい)は、琉球古武術で使用される武器の1つである。釵という漢字は本来「かんざし」の意味で、形がかんざしに似ているので釵と表記されるようになったと言われている。
(出典:Wikipedia)
釵
漢検1級
部首:⾦
11画
“釵”を含む語句
釵子
金釵
銀釵
花釵
金釵玉簪
他釵軃玉斜横
士班釵
宝釵
月釵
松釵
羚釵懸
薔薇釵
衣衾釵珥
金釵環簪
金鳳釵
銀釵筥迫
“釵”のふりがなが多い著者
蒲 松齢
吉川英治
牧野富太郎
山本周五郎
泉鏡太郎
水上滝太郎
蒲原有明
泉鏡花
伊藤左千夫
徳田秋声