トップ
>
釵子
ふりがな文庫
“釵子”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さいし
55.6%
かざし
22.2%
さし
11.1%
さつし
11.1%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいし
(逆引き)
玉藻もきょうは晴れやかに
扮装
(
いでた
)
っていた。彼女は
漆
(
うるし
)
のような髪をうしろに長くたれて、日にかがやく
黄金
(
こがね
)
の
釵子
(
さいし
)
を平びたいにかざしていた。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
釵子(さいし)の例文をもっと
(5作品)
見る
かざし
(逆引き)
衣桁
(
いこう
)
の下には、脱ぎっ放しの絹の
寝衣
(
ねまき
)
やら、
刺繍枕
(
ぬいまくら
)
が乱れていた。
錫
(
すず
)
の燭台の明りが流れている床に、珠の
釵子
(
かざし
)
が一本落ちているのを、宋江もチラと見た風だし、
婆惜
(
ばしゃく
)
もはっと気がついた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釵子(かざし)の例文をもっと
(2作品)
見る
さし
(逆引き)
柳、桜、山吹、紅梅、
萌黄
(
もえぎ
)
などの
袿
(
うちぎ
)
、
唐衣
(
からぎぬ
)
などから、鏡台のあたりには、
釵子
(
さし
)
、紅、白粉など、
撩乱
(
りょうらん
)
の様であった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釵子(さし)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
さつし
(逆引き)
うちかたむいた黄金の
釵子
(
さつし
)
も美しく輝いて見えましたが、身なりこそ違へ、小造りな體つきは、色の白い頸のあたりは、さうしてあの寂しい位つゝましやかな横顏は、良秀の娘に相違ございません。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
釵子(さつし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“釵子”の意味
《名詞》
宮中の女官が使用した髪飾りの一種。
-----
(出典:Wiktionary)
釵
漢検1級
部首:⾦
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“釵”で始まる語句
釵
“釵子”のふりがなが多い著者
吉川英治
芥川竜之介
岡本綺堂