“さいし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サイシ
語句割合
妻子31.6%
祭祀24.6%
才子15.8%
釵子7.0%
崔氏3.5%
祭司3.5%
崔子1.8%
彩糸1.8%
採柿1.8%
政司1.8%
(他:4)6.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻子さいしてて、奮然ふんぜん学問のしなおしをやってみようかしら、そんならばたしかに人をおどろかすにたるな。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
ここをやめたからとて、妻子さいしをやしなってゆくくらいにこまりもせまいが、しかたがない、どうなるものかえきのない考えはよそう。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
その後、彼は神座をしつらえて、祭祀さいしを怠らなかったが、その生活はすこぶる豊かで、ただ大いに富むというほどでないだけであった。
一定いつていの時日をたる後、或は一定の祭祀さいしを終りたる後は、偶像ぐうぞうの利益功力こうりよくを失ふと云ふが如きかんがへは存し得べき事にして
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
復一は、またしても、自分のこせこせしたトリックの多い才子さいしはだが、無駄むだなものにかえりみられた。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
大切おほぎりは『花競はなくらべ才子さいし』五人男に三人多いのが、銘々めい/\自作のツラネで文学上の気焔をかうといふ趣向。
硯友社と文士劇 (新字旧仮名) / 江見水蔭(著)
彼女はうるしのような髪をうしろに長くたれて、日にかがやく黄金こがね釵子さいしを平びたいにかざしていた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
玉藻が榊の枝をひたいにかざして、左に右に三度振ると、白い麻はすすきのように乱れて、黄金こがね釵子さいしをはらはらとった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「なんだ、水くさいことを。さあもう我が家とおもって、おちついてくれ給え。そうだ、妻の崔氏さいしへも紹介しよう。そして妻の妹へも」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何でも大へん長い夢です。始めは清河せいか崔氏さいしむすめと一しょになりました。うつくしいつつましやかな女だったような気がします。そうしてあくる年、進士しんしの試験に及第して、渭南いなんになりました。
黄粱夢 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
祭司さいしをさ学者たち、如何いかにしてかイエスを殺さんとうかがふ。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
記録の語る所によると、クリストは、「物に狂うたような群集の中を」、パリサイの徒と祭司さいしとに守られながら、十字架くるすを背にした百姓の後について、よろめき、歩いて来た。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
崔子さいしが斉の荘公そうこうを弑したときに、陳文子ちんぶんしは馬十乗もあるほどの大財産を捨てて国を去りました。ところが、他の国に行って見ると、そこの大夫もよろしくないので、『ここにも崔子さいしと同様の大夫がいる。』といって、またそこを去りました。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
すなわちこの毒を検するに彩糸さいしを以てす。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
童子どうじ採柿さいしの図柄である。
北斎と幽霊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
政司さいしの宿禰は立ち上ると剣を抜いて、長羅の前に出た。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
これが最始さいしの接近で、また最後の面会であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ところで、帝位くらいを譲った柴氏さいしの先祖へは、以後の朝廷から、丹書鉄券おすみつきが下賜された。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暁井げうせい 残月をみ、寒炉かんろ 砕澌さいしく。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「御身もよく知っておられるとおり、自分は荊州の世継ぎと生れてはいるが、継母はは蔡氏さいしには、劉琮りゅうそうがあるので、つねにわしをころして琮を跡目あとめに立てようとしている。……もう城にいては、わしはいつ害されるかわからない。玄徳、どうか助けてください」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)