“丹書鉄券”の読み方と例文
読み方割合
おすみつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この上は、てまえの滄州そうしゅうの家にある伝来の丹書鉄券おすみつきをとりよせ、他日、都へのぼって、宋朝の天子へ直々に訴え出ましょう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
代々この地方に住んではいるが、祖先は金枝玉葉きんしぎょくようの出であり、そう太祖たいそ丹書鉄券おすみつきも家に伝えられている。——「ご存知ないか?」その迂愚うぐあざけったのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや広言ではない。時代ときこそくだるが、わが柴家さいけは天子のえいだ。しかも証拠の丹書鉄券おすみつきも伝わっている」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)