“疎隔”の読み方と例文
読み方割合
そかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こは大いに理由ある事にて、彼は全く変心せしなり、彼はしょうの帰国中妾の親友たりし泉富子いずみとみこと情を通じ、妾を疎隔そかくせんとはかりしなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
疎隔そかくの生活を続けていたのにかかわらず、今に至るまでなお言語信仰のくさぐさの古風に、争われぬ一致を遺している西南諸島人の間に
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
彼が私と感情的に疎隔そかくするやうになつたのは、「新思潮」へ寄せた彼の短篇を皆で排斥したことが始まりであつた。
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)