“疎忽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこつ93.3%
そゝつか6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安吉も今更はっと驚いたが、もうどうすることも出来なかった。問題が問題であるから、普通の疎忽そこつや過失ではとても済む筈がない。
半七捕物帳:37 松茸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これも疎忽そこつものが読むと、花袋君と小生の嗜好しこうが一直線の上において六年の相違があるように受取られるから、御断りを致しておきたい。
田山花袋君に答う (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「今のオルノーコの話だが、君は疎忽そゝつかしいから間違へると不可いけないから序に云ふがね」と先生の烟が一寸ちよつと途切れた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)