-
トップ
>
-
才子
この
人は
傑れた
才子でありましたが
形恰好が
少し
變で、
丈は
高く
肩が
突き
出て、
見苦しかつたので、
人々が
笑つてゐました。
その遺子宗虎丸が親の敵を討つといふ筋。
大切は『
花競八
才子』五人男に三人多いのが、
銘々自作のツラネで文学上の気焔を
吐かうといふ趣向。
飯粒に
釣らるゝ
鮒男がヤレ
才子ぢや
怜悧者ぢやと
褒めそやされ、
偶さか
活きた
精神を
有つ
者あれば
却て
木偶のあしらひせらるゝ事
沙汰の
限りなり。