“つまこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妻子86.4%
夫恋9.1%
牝恋4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうしているところへ、大国主神おおくにぬしのかみの子で、下照比売したてるひめのおあにいさまの高日子根神たかひこねのかみがおくやみに来ました。そうすると若日子わかひこの父と妻子つまこたちは
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
夫恋つまこう思いを隠しかねている友人の妻が顔をながめると、半蔵はわずかの見舞いの言葉をそこに残して置いて来るだけでは済まされなかった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
思ひぞくらす秋の山に、牝恋つまこふ鹿もうらめしく、まがきにからむいもかつら、子にほだされて捨てかねし、身のなるはてをあはれ世に、訪ふ人絶えてなかりけり。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)