“妻子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいし42.2%
つまこ42.2%
めこ11.1%
メコ4.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここをやめたからとて、妻子さいしをやしなってゆくくらいにこまりもせまいが、しかたがない、どうなるものかえきのない考えはよそう。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それから妻子つまこや書生の御機嫌取りだが、これも生きている利子と思えば何でもない。好きな小説本か何か読んで何も考えずに寝てしまう。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
妻子めこ見ればめぐしうつくし」(巻五・八〇〇)、「妻子めこ見ればかなしくめぐし」(巻十八・四一〇六)等の「めぐし」は愛情の切なことをあらわしているが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
兄の家に 病み苦しみて、日ながきに 妻子メコを近づけ、ひたまもりけむ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)