“妻子眷族”の読み方と例文
読み方割合
さいしけんぞく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻子眷族さいしけんぞくとその財産まで、自分の領内に置いてある者であれば、自分を裏切るようなことは、絶対にあり得ないと思ったからである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
妻子眷族さいしけんぞくにも愛惜があってはいけない。自己の作物にも愛惜があってはいけない。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あの男の蔭に、泣いて帰りを待つ妻子眷族さいしけんぞくというものもあるのではないか。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)