“益”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ますます39.7%
えき16.0%
やく14.1%
ます/\9.6%
ますま5.8%
3.8%
やう2.6%
ます1.9%
ため1.3%
まさ1.3%
(他:6)3.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“益”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩85.7%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓62.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
祇園祭りや祇園ばやしなどが、国々に、ますます盛んになつて行くに連れて、物見の人までが、我も/\と異風をして出かけた。
其形が、次第に寿詞の方へ移つて、宮廷に奉仕する家職の歴史的関係を、奏寿者から説くこと、ますます明細なるに到つたのだ。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
すなわち生物各種に関する一個一個の事実が明らかに知れれば、ただちにこれを利用して人生の物質的方面にえきすることができる。
誤解せられたる生物学 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
——ああこんな時に、忍剣ほどの力がじぶんに半分あればと、えきないくりごともかれの胸にはうかんだであろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから、またそれが何か人のやくにたつたつて、自分にはなんにも分りませんものネ、つまらないわ。死んじまふんだもの。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
僕はこの願がかなわん位なら今から百年生きていても何のやくにも立ない、一向うれしくない、寧ろ苦しゅう思います。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「さうすると、君の様な身分のものでなくつちや、神聖の労力は出来ない訳だ。ぢやます/\る義務がある。なあ三千代」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
たゞち空隙くうげきつてます/\其處そこちからたくましくした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その身をたてに宮は放さじと争ひてますます放さず、両箇ふたりが顔は互に息の通はんとすばかり近く合ひぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ますます寒威の募るに堪へざりければ、にはか煖炉だんろを調ぜしめて、彼は西洋間にうつりぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
秋山あきやましたがくりみづわれこそさめ御思みおもひよりは 〔巻二・九二〕 鏡王女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
このへたばかりけばかざしきも、衆香にまじえて焼かば芳をし合香に必須だ。
絳雪『故の土移しがたし、君に告げまつらむもやうなし。君が妻だにみこころのままならざりき。さるをわれは友なるをや。』
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
やうも無き流竄るざんの日に白鳥はたゞ侮蔑のきぬまとふ。
白鳥 (旧字旧仮名) / ステファヌ・マラルメ(著)
茶山が常陸巡をしてゐる間、蘭軒はおますさんが梅漬の料に菜圃の紫蘇を摘むのを見たり、蔵書の虫干をさせたりしてゐたと見える。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ます々怪しいけれど、兎に角此の世に、此の時計の捲き方を知る人の有るは、調べあぐんで居た余の叔父に取っては非常の好都合に違い無い
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「ええそうです支那の文章です。……その聖典には、ためになる話が数限りなく書いてあるのです。……大事な大事な本なのです」
病気の経過だの、物入りだのを、輪に輪をかけて話して、仕舞いにはきっと、自分のためになる方へと落して行った。
栄蔵の死 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
神奈備かむなび伊波瀬いはせもり喚子鳥よぶこどりいたくなきそこひまさる 〔巻八・一四一九〕 鏡王女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
さかしみとものふよりはさけ飲みて酔哭ゑひなきするしまさりたるらし (同・三四一)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
お蓮は田宮のしゃくをしながら、やっと話に調子を合わせた。が、あの船が沈んでいたら、今よりはかえってましかも知れない。——そんな事もふと考えられた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
だが、どんな惡人でも、人を殺して濟むものぢやない。——今更首を縊つたところで、腹を切つたところで追付くわけは無いから、一番心を入れ換へて自首して出るか、坊主になるか、何方かにするが宜い——あのいきな渡し島田を剃り落すのは可哀相だが、首が無くなるよりはそれでもましだらう。
えうなし、あるは木をりて火ともすわざも。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
一体何のために、そんなとくにもならぬ嘘を吐かれたんでしょう。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
よう無きゆう逸気はやりぎは、たゞいち早く悔いぬらむ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
今は身のあだようも無き二つのかいと曳きぬらむ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
その次の御代になつても、藤原の都は、日にし、宮殿が建て増されて行つて、こゝを永宮トコミヤと遊ばす思召しが、伺はれた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)