“えう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エウ
語句割合
63.8%
14.9%
6.4%
6.4%
衣盂2.1%
得討2.1%
2.1%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女王樣ぢよわうさま論據ろんきようでした、何事なにごとにせよ、まつた時間じかんえうせずしてうせられなかつたなら、所有あらゆる周圍しうゐたれでもを死刑しけいしよする。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
なほにくむべきは、くわしをりは人のおきたるやうに書案つくゑの上にあり、ひらき見ればおほひたる紙もそのまゝにて、くわしはみなくらひつくせり、そのえうをなしし事不思議ふしぎ也。
メキシコか何処どこかへく途中、えうとして行方ゆくへを失つたまま、わからずしまひになつてゐるさうです。
近頃の幽霊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
林氣𤸇りう多く、木氣多く、岸下の氣しゆ多く、石氣力多く、嶮岨の氣えい多く、谷氣多く、丘氣狂多く、陵氣たん多く、衍氣仁多く、暑氣えう多く、寒氣壽多くなどと説いて居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
本来仏法者は衣盂えうのほかに何ら財宝を持ってはならないのである。何を置くために塗籠を備えるのか、人に隠すほどの物ならば持たぬがいい。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「我身も田園等をもちたる時もありき。また財宝を領せし時もありき。の時の身心しんじんとこのころ貧うして衣盂えうにともしき時とを比するに、当時いまの心すぐれたりと覚ゆる、これ現証げんしょうなり」(同上第三)。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
二人は、敵を見出みいだしながら、躊躇して、得討えうたないでいる間に、敵に死なれたというのは、まだよい方の噂だった。悪い方の噂は、兄弟をかなり傷つけていた。
仇討三態 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
五月のあるれた土えう日の夕がただつた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
えうなし、あるは木をりて火ともすわざも。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)