えう)” の例文
さくは東條琴臺の子信升しんしように嫁して、名をふぢと改めた。ふぢの生んだ信升の子はえうし、其むすめが現存してゐるさうである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
林氣𤸇りう多く、木氣多く、岸下の氣しゆ多く、石氣力多く、嶮岨の氣えい多く、谷氣多く、丘氣狂多く、陵氣たん多く、衍氣仁多く、暑氣えう多く、寒氣壽多くなどと説いて居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
先生は常州じやうしう、水戸の産なり、そのはくみ、そのちうえうす。先生せんせい夙夜しゆくや膝下しつかばい戦々兢々せんせんきようきようたり。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)