“痺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しび94.6%
しびれ4.0%
0.4%
すび0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつら (やがて砧の手をやめる)一晌いっときあまりも擣ちつづけたので、肩も腕もしびるるような。もうよいほどにしてみょうでないか。
修禅寺物語 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お百姓さんはきちんとかしこまって坐っていたのでしびれをきらしたらしく、一寸足を崩して私を見て笑った。とても邪気のない笑いだった。
遁走 (新字新仮名) / 小山清(著)
戦災にかかってからは、いや更に荒されたまま、びらされたままになっていた頭脳が、ここにようやく本然の調子を取り戻す機会を得たことになる。
八「はせな、身体かあだすびれてあうけねい、す事が出来ぜきねい、ホリャ困っさな、女中衆ぞつうす/\」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
林氣𤸇りう多く、木氣多く、岸下の氣しゆ多く、石氣力多く、嶮岨の氣えい多く、谷氣多く、丘氣狂多く、陵氣たん多く、衍氣仁多く、暑氣えう多く、寒氣壽多くなどと説いて居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)