“麻痺薬”のいろいろな読み方と例文
旧字:麻痺藥
読み方割合
しびれぐすり66.7%
まひやく16.7%
まやく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒屋の白日鼠、仰天して戻るやいな、からみ合いの争いと見せ、それをくぐって、呉用先生が、すばやく、麻痺薬しびれぐすりを椀に入れ、その手で、桶の酒を汲もうとする。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
がんはときどき激しく痛み出した。服用の鎮痛剤ぐらいでは利かなかった。彼は医者に強請せがんで麻痺薬まひやくを注射して貰う。身体が弱るからとてなかなかしてれない。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
直方のうがたでも、あの病気が出たそうで御座いますが、その時はやはり大学の先生のお調べで、麻痺薬まやくをかけられていた事が判りましたそうで、その後も何とも御座いませんので連れて来たと
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)